■前回のあらすじ
夫にかけられた「娘が愛情不足のわけがない」という言葉のおかげで「どうしたら娘のきぃが楽しく暮らせるか、それだけを考えよう」と気持ちを新たにすることができたのでした。
怪我をした瞬間をちゃんと見ていなかったのですが、恐らく転んだか踏み外したかでテーブルに口をぶつけてしまったのだと思います。切れて出血はしていましたが思ったよりも軽傷で、その時に上唇も一緒に切れてしまったのですが、そこもすぐに出血も止まりました。
生まれて初めて娘があんなに出血したところを見たので、かなりパニックになりましたね。今思い出しても目を離していた私のせいで…と落ち込みます。
夫に連絡した際、どんな症状でどこの病院だったら診てくれるから今から行ってくる、という内容を送っていたと思います。
夫の職場からはそれほど距離もなかったので、仕事を早退してやってきました。
この件できぃの事に関しては、夫を信用してもいいのかなと思えました。
この頃から、離婚一択の私の考えの中に「再構築」が選択肢に増えます。正直、きぃに何かあった時に仕事の都合をつけてくれるのは助かっていたし、今回の怪我も私1人だったから…というところもある。そして父親としては良くやってくれていると思ったからです。
家族として父親として割り切る事ができたら…と思ってはいました。
ただそう考えるようになってから、ルミとの事が頻繁にフラッシュバックするようになったんです。
次回に続く 「され妻なつこ」は22時更新!