コミックエッセイ:思い通りにいかない夜には
早く妻と娘を引き離すべきだった…何も見ようとなかった過去への後悔<父をやめる日 24話>【思い通りにいかない夜には まんが】





以前、弓香に離婚を提示したときには、「奏と一生会えなくなる」と言われて思いとどまりました。今度も弓香に同じことを言われる可能性がありました。でももしそう言われても俺の気持ちは変わらなかったでしょう。
すでに奏は20歳を超えています。弓香の言葉をずっと信じて父である俺をないがしろにしてきた娘ですが、もう自分で判断した物事に責任を取る時期にきていると思っていました。だから今もまだ弓香の言うことを信じるのであれば、それで構わないと思っていたのです。
しかし弓香は、元カレである東吾との明るい未来があることを信じ切っており、すでに俺からの生活支援を必要としていませんでした。だからこそ簡単に離婚することができたのですが…。何年も苦しんで、何年も悩み続けたことがこんなにあっさり片付いてしまう。あまりのあっけなさに、俺自身笑ってしまいそうでした。そして…俺は、弓香が東吾から捨てられることはわかっていたのです。
次回に続く(全31話)毎日更新!
※この漫画は実話を元に編集しています
原案:ウーマンエキサイト編集部、脚本:
古口春菜、イラスト:
ふゆ