コミックエッセイ:思い通りにいかない夜には
娘が犯した罪は許される? 家族に拒絶され続けた父が解放された今想うこと<父をやめる日 31話>【思い通りにいかない夜には まんが】
俺にとって家族はあたたかく優しいものではありませんでした。いつも相手の顔色を窺い、どうしたら自分の気持ちが伝わるのか悩む日々。これだけ一生懸命頑張っているのだから、家族ならそれに応えてくれるのは当たり前なのではないか…ずっとそう思ってきました。でもそれは俺の気持ちだけでは、どうしようもできないものでした。
何度もあったチャンスを自分の弱さで見過ごしてきたのか…俺はずっと後悔し続けて生きてきました。でも妻と離婚し、ひとり娘との関係を絶ったことで、俺はとても心が落ち着くのを感じました。もう家族に囚われることなく、自分のために生きていけることに少しワクワクしています。
「家族だから…」「親子だから…」、そんな想いの中で日々頑張っている人たちがたくさんいます。家族を想う気持ちは素晴らしいこと。だけどもし、俺のように家族であり続ける意味がないと思えたとき、どうしようもなくしんどくなってしまった時は、そこから解放されることもひとつの選択肢なのだと今は思っています。
次回の『思い通りにいかない夜には』は―
「あかり」の常連客である女性の知られざる過去の物語です。
※この漫画は実話を元に編集しています
原案:ウーマンエキサイト編集部、脚本:古口春菜、イラスト:ふゆ
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