コミックエッセイ:あの日、私はいじめの加害者にされた
母親が自分のせいで怒られてる…!? 両親のケンカに罪悪感が…【あの日、私はいじめの加害者にされた Vol.35】
■突きつけられた現実
ツム子は、両親の会話を聞いてしまいました。
「私のせいでお母さんが怒られている…。私が面倒を起こしたから、私のせいで…」
それに直接言われたわけではないけど、父の本音も知ってしまい、ツム子は悲しくなるのでした。
塾の件に限らず怒りっぽい性格のツム子の父。
母がツム子を甘やかしてることに怒ったのか、お金のことで怒ったのか、仕事でイライラしていたのか…。
本当のところはわからないけど、ツム子はこの夜、「勉強を頑張って早くこの父親から自立したい」と強く思うとともに、父のお金で塾に行かせてもらっている現実を、改めて認識したのでした。
この人から抜け出したいのに、自分は父のお金がないと生きていけないし、塾という贅沢もさせてもらっている。そんな矛盾が苦しかったのです…。
ツムママさんいわく、当時のつむ田家の経済状況でいうと、転塾できる貯金はあったそうです。
しかし、父はそれをさせたいとは思わなかったのです。
「本人が辞めたくないって言ってるのになんで辞めなきゃ(これ以上習い事にお金を払わないと)いけないの?」「辞めなきゃいけないほどのトラブルじゃないでしょ?」という感じだったのでしょうか…。
実際のところ、この塾を辞めるともう返ってこないお金もあったそうです(夏の合宿代や前期分のテスト代、テキスト代など)。
新しい塾に通うとなると、また新たに入塾料やその塾のテキスト、合宿、テストなど、さらにお金がかかるので、その点だけでも反対するのはわかります。
何にお金を掛けるのか?
家族が同じ方向を向いていないと、トラブルは起こりやすいですよね…。
次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
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