「ノーン触っちゃだめ!」スイスの3歳児が性教育で教わった4つの大事なこととは?読者の悩みの声も



■どう教えるべきか悩んでいる人が多数

まずは、読者たちに「子どもへの性教育は必要だと思いますか?」という質問をしました。その回答のほとんどが「必要だと思う」というもの。多くの人が、プライベートゾーンの話や絵本から始めていました。

・まだ小学一年生なので、「大切な部分は他人に触らせない、触らない!見せない、見ない!」というところから教えました。

・困ったことはない。ありのままを包み隠さず、生命科学の立ち位置で、「命は素晴らしい、あなたは素晴らしい存在」と伝えるのが性教育だと思います。

・困らない。事実を正しく伝えるだけだから。


・まだ0歳なのですが、必要なことかと思ってます。

・体のことに興味のある子だったので、生殖のことを早くから聞かれました。そこで本を使いながら相手を思いやることを教えました。 また、水着で隠れるところは他の人に触られたら拒否していい、自分を責める必要はないと説明もしました。この漫画を読むと、拒否の仕方なども参考になりました。

・「あかちゃんはどこから?」という本を本棚に置いておきました。小学生ぐらいになったら教えようと思っていたら、5歳ぐらいで読み始め、それからは結構オープンに教えています。

・3歳の娘に「お風呂で体を洗うとき以外は、あなたの体を人に触らせないよ」と伝える。
親子でスキンシップで遊んでるときでも、子どもに「いやだ」と言われたら、「ごめんね」と言ってやめる。


次にご紹介するのは、とはいえ、自分たちが性教育を受けていない親が多いので、困ったこともあったという人も多くいました。具体的にどんなことに困ったのかを見てみましょう。

・図書館で絵本を何冊か借りて読み聞かせをしました。赤ちゃんが産まれるメカニズムや生理のしくみが、思ったより踏み込んだ書かれ方をしていました。性教育は望まない妊娠を防ぐ目的が大きいと思っているのですが、なぜ望まない妊娠をする可能性があるのかは、どの絵本も触れていません。読んだあと、子どもとってはそこが疑問に残り、説明に苦労しました。 説明しにくいからこそ絵本に頼ったので、肝心の部分についての説明まで欲しかったです。


・性教育に関する本を子どもに読ませたのですが、親は性について「恥ずかしいもの」という思い込みが強いので、内容に関して質問されても、簡潔に説明することが難しく大変でした。

・いやらしくならないように伝える伝え方が分からなくて、曖昧なことしか言えなかった。

・「赤ちゃんはどうやってお腹の中に入るのか」という質問に対する答え。

・固有名詞をどのように使うか悩んだ。結局よく使われる「水着で隠れるところ」のような言い回しをした。

・10歳の女の子です。 未だに困っているのは直接的な行為についての教え方です。もう教えた方がいいのか、まだ早いのか。
昭和生まれの私自身は、性教育は学校で生理や妊娠の仕組みなど習った程度で、親からは一切教えられたことはありません。児童の頃に性的虐待を受けた人が「それがそういうことだと当時はわからなかった」と証言していた記事を読んで愕然となり、とても不安になりました。親の見ていないところで娘がそういう目に遭ってしまったら、取り返しの付かないことになってしまうと思います。 知らせることが子供のためになるとわかっていても、説明することに抵抗感があります。

・先ずは水着で隠れる位置は大切なところと言うことと、お風呂で自分で洗うことをどの話でも推奨されますが、幼いうちは清潔に保てるか、親のチェックはいるかと思うので、線引きをどうしたらいいかで悩みます。

・子どもの年齢に合わせて、どこまでの内容を教え伝えるべきなのかの境界線がわからなかった。

・教えるためには自分に羞恥心があっては、確かな知識が伝わらないことです。子どものなぜ?どうして?に詰まってしまうことがありました。
3歳から教えられるような性教育を、親として受けれたらと思います。幼稚園や保育園もそうですが、小中学校の先生でさえまともに教えてはいません。性とは命の源という見方から、どう教えていけばいいのか私自身も学びたいです。


最後にご紹介するのは、読者たちが体験した我が子と性教育についての体験談です。毅然とした態度で教えることが必要だとわかっていても、現実として難しいこともあるようです。

・6歳男児に、『だいじ だいじ どーこだ?』という絵本を読み聞かせようとしましたが「気持ち悪い!読まないで!」と言われてしまいました。それまで、「体の大切なところ(プライベートゾーン)は人に触らせないよ」と簡単に話してました。絵本でこのような反応があるとは思わず、びっくりしました。
成長の証だと思いますが、素直に受け入れる3才ごろから性教育を始めればよかったと思いました。気持ち悪いと思うということは、何か間違えた捉え方をしているのかなとも思います。今は無理に情報を与えず、子どもが興味を持って聞いてきたときに、恥ずかしがらずに伝えるように意識してます。 タイミング、伝え方など大変難しいテーマだと思ってます。

・早めに教えた方が良いと思って、幼稚園児の頃から絵本など見せたりし、どうしたら妊娠するかなど教えていました。娘が小6になったあたりから友だちからBL本等を貸し出されたり、性的な動画を見ていてそのような話をしてくるそうで、娘もそういうことに興味を持ち出した。それはある程度致し方ないと思うのですが、私にあけすけに関心のあることを報告や質問してきて困っています。恋愛や精神的な愛情というものがすっぽ抜けて身体的な話ばかりをしてきます。
「性的なことは汚いことではないと子どもに話すべき」とよく色んな媒体で見かけますが、だからと言って、家族との食事中にそんな話をしようとするのは適切なのか、年下の弟も意味を理解せずに色んな言葉を聞き齧ってしまっているので、私はすごく不快に感じてしまい、いつもストレスを抱えています。

・長女が小学5年生の時に性教育の授業があり、その日の放課後にニヤニヤしながら色々と聞いてきた。そこで真顔で「大人になって、結婚したいって思える相手とすること。特に女の子は、妊娠する可能性があるから自分の人生を左右する出来事に繋がる行為」と説明した。 自分が20歳で長女を出産、その後離婚をしているので、「後悔はしていないけど、1人で育てるのは大変だったし、出産していなかったらどんな人生だったかな?と想像する事はあったよ。結果、やっぱり産んで良かった」 と心境も話した。もう中3になり下ネタや性的な話を理解しているので、彼氏が出来たら避妊について話そうと考えている。


北欧と比べて日本は遅れていると言われている性教育。小さい頃から、年齢に合わせた教え方ができるように、親も一緒に学べるものがあればいいのに…というのが本音。我が子の性教育を通してケイコさんはふと幼い頃に友達に起きたことを思い出すのでした…。

▼漫画「スイスで出会った3さいからの性教育」
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