■これまでのあらすじ
同棲中「生活費と家事を半々に」というルールで生活していた主人公・マチ子とブン太は妊娠を機に結婚。そのルールはマチ子がつわりで苦しみ始めてからも変わりませんでした。つわりでできない家事が増える中、ブン太は文句を言いながら「もっと頑張ってよ」とマチ子を責めます。マチ子が肩身の狭い思いをしているのは家だけではありませんでした。ある日同僚・ミナミと共に上司から急ぎの仕事を振られたマチ子は、体調がすぐれない中必死にこなしていましたが、焦れば焦るほど吐き気が増しトイレに駆け込んでしまいます。追いかけてきたミナミはマチ子が振られた分の仕事は部署の皆で分けることにしたと話し、「あんたのせいでみんなが残業になった、つわりが終わるまでもう会社に来ないで」とマチ子を責めたてるのでした。
■みんなが思ってる…?
■迷惑をかけていることに変わりはない…
ミナミからつわりがなくなるまで会社に来ないで欲しいと言われ、ショックを受けるマチ子。さらにミナミは部署のみんな同じ思いだと追い打ちをかけました。
実はマチ子が派遣で来る前にもつわりの人がいて、ミナミはその人に迷惑をかけられた過去があったのです。
だからこそつわりの人はみんな一緒で、事実マチ子は今日迷惑をかけた。これ以上迷惑をかけられる前に、早く追い出さないと…と思ってトイレまで追いかけてきたのでしょう。
決してサボっているわけではないのに、理解を得られないのは悲しい。マチ子は現実の厳しさを突きつけられてしまうのでした。
次回に続く「半分夫」(全118話)は12時・18時更新!