■これまでのあらすじ
妊娠をきっかけに結婚した主人公・マチ子。夫・ブン太は何事も「半分」にこだわり、つわりで思い通りに体が動かないマチ子にも厳しく当たるようになります。マチ子が仕事を失い、生活費が払えなくなったことをきっかけに半分ルールの撤廃を提案すると、ブン太は「離婚か半分ルールを守るか」の究極の選択を迫ります。離婚は今すべきではないと判断したマチ子は、生活費をブン太が負担する代わりに家事全般を担うことにしました。しかし、毎日家事についてクレーマーのような指摘を受け、完全にブン太への愛がなくなってしまいました。ある日、妊婦健診の帰り道にマチ子を会社から追い出した同僚・ミナミに再会します。当時のことを謝ってきたかと思えば、ミナミも妊婦になり、つわりで辛くても会社からサポートを受けられず、自分の方が可哀想だと嘆きます。そんなミナミを冷たくあしらうマチ子でしたが…。
■ミナミ、逆ギレ…!?
■ミナミの本音
■「マチ子はずるい」ミナミの主張
冷たく突き放すマチ子に、ミナミはついに逆ギレします。「派遣女のくせに!」と毒を吐き、以前マチ子と会話したときのことを話し始めます。
ブン太とは生活費も折半だけど、家事もきっちりやってくれてしっかりしているので将来が楽しみだと言うマチ子の話を聞きながら、ミナミは「早く不幸になればいいのに…」と思っていたのです。
マチ子がつわりで苦しみ、職を失い、やっと平等になったと思ったのに、今度は自分が妊娠し、結局マチ子の方が恵まれていると妬みます。だから、マチ子はつわりが終わらないのだと言い放ちます。
自分の幸せは本来他人と比べるものではありません。
ミナミも妊婦になり、思い通りにいかないことが増えて大変なのかもしれませんが、そんな見下した言い方でマチ子から同情してもらえるとでも思ったのでしょうか?
次回に続く「半分夫」(全118話)は12時・18時更新!