コミックエッセイ 完璧な母親
今の妻には何も言えないけど…夫が「これだけはやめて」と懇願したことは?【完璧な母親 Vol.44】
■約束して…!
ペキ子は「完璧な母親」になるべく、日々努力していました。仕事でなかなか子育てに参加できない優一が何も言えなくなるくらい…。
だから今、将来の娘のために自分ができることはこれしかないと、優一は思いました。
「カンちゃんがもしも…勉強したくないって言い出したらすぐ辞めてほしいんだ」
するとペキ子は母にかつて言われた言葉を思い出します。
「勉強はつらいけれど大人になるために必要だから、嫌いなんてワガママ言わないわよね」と言われた記憶。
そしてペキ子は頭を振ります。優一だけではなく、あの頃の母にも向けて。
「勉強は楽しいものなの」
それは、母へのささやかな反抗だったのではないでしょうか。
ペキ子には母のように完璧な母親になりたいという気持ちとは裏腹に、母と自分は違うという気持ちがあるのかもしれません…。
次回に続く「完璧な母親」(全60話)は12時更新!
※実話をベースとしたフィクションです。症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
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