コミックエッセイ 完璧な母親
「私が完璧じゃなかったから…」思い出される母の言葉【完璧な母親 Vol.48】
■夫は楽観的すぎる
娘がしゃべらないのは、自分が妊娠中に何か悪いことをしたのではないかと思ってしまうペキ子。すると優一が「ペキ子は何も悪くない」とハッキリ言います。さらに、「もし喋れなくても一生支える覚悟は俺はあるよ」と。
普通だったら、夫にこう言われたら安心したり、少し気持ちが軽くなるものかと思いますが、ペキ子は違います。かつて母親に言われた言葉がよみがえってしまうのです。
「特に女はね、母親になると完璧を求められるの」
「じゃないと逃げ出したくなるからね」
ペキ子は小さい頃、自分が完璧ではなかったから、お母さんが男を作って逃げていったのだと思っていました。そう、だから完璧にこだわっているのです…。
自分が完璧じゃないと、優一も逃げて行く。そんな恐怖心にかられていたのです。
次回に続く「完璧な母親」(全60話)は12時更新!
※実話をベースとしたフィクションです。症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
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