コミックエッセイ お局様にいびられる復帰したママ
「“ママ業”優先でどうぞ(笑)」 誰がこんな貼り紙を…?【お局様にいびられる復帰したママ Vol.2】
■これまでのあらすじ
育休を終えて職場に復帰した真美。1年前まで所属していた営業事務チームに再び配属されたものの、そこで待っていたのは、歓迎ではなく冷ややかな空気だった。リーダーからの圧、そしてメンバーから無意識に放たれる疎外感のある言葉。そして退勤間際、ロッカーの扉に“誰かの手書きメッセージ”が貼られていて…。
育休を終えて職場に復帰した真美。1年前まで所属していた営業事務チームに再び配属されたものの、そこで待っていたのは、歓迎ではなく冷ややかな空気だった。リーダーからの圧、そしてメンバーから無意識に放たれる疎外感のある言葉。そして退勤間際、ロッカーの扉に“誰かの手書きメッセージ”が貼られていて…。
「甘えないで?」職場復帰早々、上司から冷たい一言
明らかに歓迎されていない…
復職初日。久しぶりの職場で浴びたのは、歓迎ではなく“無言の圧”でした。
そして帰る間際、決定的なものを目にしてしまったのです。
着替えるためにロッカールームに向かったとき、私は一瞬、足を止めてしまいました。
自分のロッカーの扉に、紙が貼ってあったのです。白いA4用紙に、マジックペンで大きな文字…。
冗談? それとも……警告?
手が震えて、剥がそうとしても上手く掴めません。
周りには誰もいませんでしたが、ロッカーの奥の方から、誰かの話し声だけがかすかに聞こえました。
(誰が、こんなことを?)
(もしかして、柴田さん? いや…でも証拠なんてないし…)
心臓がどくどくと音を立てていました。視界がにじみそうになるのを必死でこらえながら、紙をくしゃくしゃに丸めました。
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