コミックエッセイ お局様にいびられる復帰したママ
あの「紙」について目撃者が! 私は最初から狙われていた…!?【お局様にいびられる復帰したママ Vol.6】
声を掛けてきたのは…
「少しだけ、話せる?」
昼休み、佐々木さんがそっと声をかけてきました。育休復帰組で、他部署と行き来のある彼女。控えめだけど、周囲をよく見ている人だと前から思っていました。
静かな会議室の隅に腰かけると、佐々木さんは小さな声で切り出したのです。
「先週の火曜のことなんだけど…」
「私、ロッカールームに忘れ物を取りに戻ったの。そしたら、誰かがロッカーの前に立ってて、手に紙を持ってたんだよね」
「後ろ姿しか見ていないんだけど…ネイビーのブラウスとグレーのスカートだった…気がする」
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