コミックエッセイ お受験戦争
「お受験やめてもいい?」いじめが原因で塾が嫌いになった娘の本音<お受験戦争 10>【まんが】
■いじめをきっかけに、塾に通いたくなくなった娘
玄関を出てからの道のり、私は無言だった。
優花も何も話さない。二人の間に沈黙だけが残り、ただ足だけが家に向かって歩いていた。
その日の夜。夕飯を終えたあと、優花がぽつりと呟いた。
唐突な一言に、私は箸を持ったまま動けなかった。
「塾、嫌になっちゃった?」
「……うん。芽依ちゃん、私にすごく意地悪なんだけど、でも辛そうなの。優花ががんばってるの、いけないのかなって思っちゃう…」
目を伏せて、唇をかむ娘の姿が痛かった。
その瞳には、幼いながらも、我慢と諦めの色が滲んでいた。
「でも…麻里ちゃんとは同じ学校行きたいし…」
声がかすれて、最後は聞き取れなかった。
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