コミックエッセイ ママ友トラブル図鑑
ママ友の手作り依頼を断れない…知らない子どもの巾着を作ることに<作れるんでしょ? 3>【ママ友トラブル図鑑 Vol.67】
■これは、娘を泣かせる以上に必要なこと?
夕食後、結芽が「ママ、一緒にパズルしよう!」と目を輝かせて言いました。
「うん……ちょっと待ってて。今、少しだけ縫い物するから」
「少しだけだよ?」
小さな指でピースを並べる娘に待つよう伝えると、寂しげにそう返ってきました。
私は笑ってうなずきます。
しかし、気づけば時計の針は1時間以上進んでいました。
パズルは途中のままテーブルの端に寄せられ、所々に涙の跡が残っています。結芽はソファで小さく丸まって眠っていました。
寝息に向かってそっと謝りましたが、失った時間は戻ってきません。
布の束をしまいながら、私は思いました。
頼られるのは嫌ではありません。でも――その行為は“娘が泣く”以上に必要なことなのでしょうか?
次回に続く(全6話)毎日更新!
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
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