コミックエッセイ やさしさに焦がれる
もう後戻りできない…これは“借りるだけ”のはずだった【やさしさに焦がれる Vol.50】
■盗むわけじゃない…一時的に借りるだけ
母が仕事に出ている時間を狙い、弟はそっと実家へ戻ってきました。
すでにキャッシングの上限まで借りてしまい、他に資金を工面する方法が見つからなかったのです。思いついたのは、実家にある金目のものに手を出すこと――。
しかし、家にあった現金は想像していたよりもずっと少なく、弟はついに祖母の形見の宝石にも手を伸ばしてしまいます。
「FXでうまくいけば、すぐに返せる。こっそり戻せば気づかれない」そう自分に言い聞かせ、これは“盗み”ではなく“借りるだけ”だと正当化しながら家を出ようとしたその瞬間――。
玄関の扉が開き、母が帰宅してしまったのです。
次回に続く(全92話)
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