コミックエッセイ やさしさに焦がれる
アメリカでの暮らし――それは光り輝く新しい世界だった【やさしさに焦がれる Vol.90】
■なんて素敵…毎日世界が輝いて見える!
アメリカでの生活が始まってから、もう半年。大学の勉強にボランティアにと、凜の毎日はまさに新鮮さと充実の連続でした。
見るもの、出会うものすべてが輝いて見え、世界がこんなにも広く、美しいものだったのかと胸が躍ります。
母の愛に飢えていたあの頃とは、もう比べものにならないほど満たされた日々。
もし彼が背中を押してくれなかったら、この景色には決して辿り着けなかったかもしれない――そう思うと、嬉しさは自然とあふれ、浮き立つ気持ちを抑えることができませんでした。
次回に続く(全92話)
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