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AI副業の実態は? ほんとうに必要なスキルは? 実は資格よりも副業人材として求められているのは「人間力」

マイナビウーマン
仕事のうえでもはや必要不可欠となっている生成AI。副業における新たなキャリア形成にも影響をあたえる存在となっているようです。

副業人材マッチングサービス「lotsful(ロッツフル)」が20~40代の会社員を対象に行った【生成AI時代の副業実態調査(2025.08.27/2025.9.4)】によると、全体の75%の人が副業で生成AIを利用したことがあると回答。実際に活用している業務内容について最も多かったのが「テキスト作成(38.1%)」、次いで「情報収集/調査(36.3%)」でした。

AI副業の実態は? ほんとうに必要なスキルは? 実は資格よりも副業人材として求められているのは「人間力」
AI副業の実態は? ほんとうに必要なスキルは? 実は資格よりも副業人材として求められているのは「人間力」

特に文章作成は、多くの副業に共通する基本業務であり、生成AIの汎用性の高さが発揮される分野。休日やスキマ時間を利用したスマートなタイムスケジュールの組み方が不可欠な副業では、生成AIを活用した効率のよい作業が歓迎されます。

一方で、AIを活用する副業で思い浮かぶ職種は?という質問では「画像や動画に関するクリエイティブ関連」という回答が多く、次いでchatGPTなどを利用した「カスタマーサポートやチャットボット」、「記事(文章)の執筆」は3位という結果に。4位以下ではプロンプト作成、コンサルタント、ソフトウェア開発と、より専門的な知識や経験が必要な副業を連想する傾向が見受けられました。


■生成AIはどう使いこなせるかが鍵。資格よりもコミュニケーション力

実際、AIスキルをもっていると副業を決める際に有利なのでしょうか。20代~40代の女性が副業人材として選ばれやすくなるAIスキルは何なのか。「lotsful(ロッツフル)」代表の田中みどり氏に伺ってみました。

田中:生成AIはすでに副業の現場において、“使えるかどうか”ではなく“どう使いこなすか”が問われるフェーズに入りつつあると思います。例えば、プロンプトエンジニアリング相当のスキルを証明できる資格をもっていれば、採用の間口は広がるかも知れませんが、誰もがもっているスキルや資格ではあまり意味がないですよね。

それに、副業を始めるにあたり必ずしも資格などが必要だとは思っていません。なぜならば現場では“実務ができる人”が求められるためです。


女性に絞ってお伝えするならば、広報や人事、企画営業といった職にニーズがあります。それらの職種は、正社員として雇用する余裕がない中小企業やスタートアップ企業などからの、専門的な知識やアドバイスが欲しいなどといった需要とマッチして、副業人材として活きる傾向があります。

出産や育児を機にライフスタイルが一変する女性は多くいます。例えば、スケジュール調整が難しい営業のようなフロント業務から一時的に企画や人事、総務、広報などのバックオフィス職種に変わる人も少なくはないですよね。

そのような経験を活かすことで、タイムマネジメントや段取り力、きめ細やかなフォロー力など、今の職場では当たり前にやっていることも異業界や異職種で活きるケースが多くあります。その意味では女性は、自分が思っている以上のスキルを兼ね備えていることが多いです。

ご自身では気が付かないような経験やちょっとしたスキルも本業以外で環境が変わると大きな価値になることもあります。なので、やみくもに「資格をとらなければ!」や「AIできなきゃ副業に繋がらないかも」ではなく、まずはご自身にどんな経験があって、どんな業務をこなせるのか、いわば“スキルの棚卸や細分化”をからはじめてみるのが良いと思います。
客観的に判断ができないという場合は、そのようなエージェントやサービスを頼ってみるのも良いと思います。

■業務ボリュームはAIで削減。求められるのは編集力と提案力

田中:生成AIが本格的に登場してからAI関連の求人は非技術系でも増えており、実際に弊社のサービスにも、以前にはあまり見かけなかった内容の求人が多く掲載されています。

前出の調査データでは、実際にAI導入後に仕事で求められる内容に変化を感じたこととして「生成AIで代替され仕事のボリュームが減った(35.5%)」、「生成AIの成果物のチェック・編集・修正」、「生成AI活用方法の提案・コンサルティングといった業務が増えた」という回答が同率で34.8%になりました。

AI副業の実態は? ほんとうに必要なスキルは? 実は資格よりも副業人材として求められているのは「人間力」

同様に副業の現場でも、業務の一部が生成AIで代替される一方で、人にしかできない「編集」や「企画」といった業務が増えています。つまり、生成AIが担当する仕事が明確になりつつあるなかで、生成AIを使えるだけでなく、そこから何を提案できるのかが求められてくるわけです。

生成AIからの情報を客観的に評価・判断する能力、課題をAIが理解できるカタチに言語化する能力、生成AIの仕組みや法的規約の理解といったスキルや知識を背景に、生成AIをパートナーのように使いこなし、企画や提案ができるか否かが副業においても今後ますます重要になっていくでしょう。■AIをパートナーに副業で経験を重ねて目指す業界へキャリアアップ

田中:副業することで必要なスキルや経験を“ちょこちょこ”と重ねて、自分がやりたい仕事へむかって経験値を積み上げていくというキャリアアップの方法があります。
きめ細かなフォロー力や他者との調整力などは、どの業界でも求められるものです。今のところAIにそのような能力は備わっていません。そのような経験やスキルを活かしつつ、副業経験を足掛かりに目指す本丸へと挑戦することもできます。

生成AIを活用することで、仕事や作業が“時短”でき、代わりに学びや趣味、家族との時間を創出できる好循環とともに、副業者の可能性を広げる。生成AIを味方にして、やりたいことに挑戦する、もっと稼ぐ。それを正規雇用のまま実現できる時代になってきているんですね。

(マイナビウーマン編集部)

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