サードウェーブのコーヒーは何が違う?果実の風味を感じさせる“浅煎り”が主流
サードウェーブのコーヒーは何が違う?果実の風味を感じさせる“浅煎り”が主流
サードウェーブコーヒーの違いとは何か。
『ブルーボトルコーヒー』のように品質を重視した潮流は「サードウェーブ(第三の波)」と呼ばれている。コーヒー豆をブレンドしない単一産地、またはコーヒー農園を限定した「シングル・オリジン」が特徴で、大量焙煎せず、抽出にもこだわって新鮮なうちに提供する。第二の波『スターバックスコーヒー』や『タリーズコーヒー』は深煎り豆を使用し、エスプレッソやラテが中心なのに対し、『ブルーボトルコーヒー』は浅煎り。3月7日のプレスプレビューでエチオピア2種とコンゴ1種をブレンドした「アフリカンブレンド」を試してみたが、果実の風味を感じさせるピュアな味わいが楽しめる。深煎りに慣れている人にはやや薄く、酸味が効いた味わいに感じるかもしれない。
カフェの旗艦店となる青山店は、装飾を控えたシンプルで開放的な空間も魅力。スタンディングやハイスツールのカウンター席にテーブル席と、目的やスピード感に応じて席が選べる造りも面白い。
ベニエやポーチドエッグといったフードメニューもクオリティが高く、納得の美味しさ。『ブルーボトルコーヒー』の登場によって、ますます広がりを増す日本のコーヒーブーム。