戎康友が植物の生命力とダンサーの躍動美を表現、資生堂銀座ビルにコラボオブジェ
デザイナーの鈴木清巳とフォトグラファーによる戎康友のコラボ作品が、4月1日から6月30日まで資生堂銀座ビル1階のウインドーディスプレイに展示される。
この作品は“美を動かそう”をテーマに女性の躍動美を表現したもので、鈴木は女性ダンサーが体現する躍動感を表したオブジェを制作。そこには彼が持ち味とする植物の生命力、素材感を最大限に生かしたデザインが取り入れられている。これに、戎が国内外で活躍する女性ダンサー、北村明子の撮り下ろしたボードが組み合わされた。ダンサーのしなやかな動きの軌跡の中に、オブジェに通じる美しさを見ることが出来る。
鈴木清巳は素材の特長を最大限に活かしつつ、植物にインスパイアされた生命力を根源とする作品を得意とするデザイナー。これまでに、炭素繊維のみを使用した重さ960グラムのイス「ゼフィ」や、照明付きテーブル「クローリス」などを発表してきた。13年には資生堂本社ビルで、炭素繊維の感性を引き出した受付カウンターやベンチ「ウェヌス」をデザインしている。
一方、戎康友はファッションやアーティストをはじめとしたポートレートを中心に、エディトリアルやコマーシャルなども手掛けるフォトグラファー。