チームラボがミラノ万博に新作デジタルアートを出展。プロジェクションマッピングによる稲穂の海
チームラボの作品「HARMONY」
ミラノ国際博覧会の日本館に、チームラボの新作2タイトルが出展される。期間は5月1日から10月31日まで。
今年開催されるミラノ万博で、日本館はテーマを“Harmonius Diversity -共存する多様性-”に設定。自然を慈しみ、食に関わる様々な人々への感謝の気持ちを、訪れる人々へのメッセージとした。これを受けてチームラボでは、“鑑賞型ではなく、体感、そして、参加型にすること”、及び“体感したことのないアート空間にすること”を目的に、2つの作品を完成させている。
このうち、「HARMONY」と名付けられた作品では、円形プレート状のスクリーンを無数に用意。それを棚田に見立てて腰の高さから膝下ほどの位置までで、部屋全体へと敷き詰めるように配置した。天井からはプロジェクションマッピングによって、風に揺れる稲穂、鯉や小エビが泳ぐ水面などが投影され、部屋全体に日本の食の原風景たる“水田”の風景が再現されている。
観客はプレートをかきわけるように進むことで、まるで稲穂の群れへと分け入ったかのような体験が出来る。更に、映像そのものも観客の位置やふるまいに合わせて変化。