詩人・茨木のり子の暮らした家にタイムスリップ【恵文社一乗寺店オススメBOOK】
各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週水曜日は、京都に店舗を構える、本と本にまつわるあれこれをセレクトしたショップ、恵文社一乗寺店(京都市左京区一乗寺払殿町10)がオススメする書籍を紹介します。
■「茨木のり子の家」茨木のり子
本書は、詩人・茨木のり子が32歳の時に建てて79歳で死去するまで暮らした“家”の姿を映した写真と詩で構成される。
ついこの間まで主がそこに住まい、生活した気配が濃厚に感じられる室内の写真と、過去の時間を呼び起こすような「記念写真の写真」、そして遺品である色褪せたアルバムの中の写真などが巧みに編集され、時間軸が歪んだような感覚になる不思議な書物。
時代を超越した詩人の美意識で選ばれた美しいモノの数々にも注目したい。
【書籍情報】
「茨木のり子の家」
著者:茨木のり子
出版社:平凡社
言語:日本語
ハードカバー/124ページ/214x156x18mm
発刊:2010年
価格:1,800円
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