GWはアートで感性を満たす。エルメスのシンプルなかたち展、グッチ×スプツニ子、京都PARASOPHIAなど
「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」大巻伸嗣《リミナル・エアー スペース―タイム》2015
連休を利用して見るべき美術展・展覧会をご紹介。
まずおすすめしたいのは、六本木の森美術館のリニューアル・オープンを記念して開催されている「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」。これは、パリのポンピドゥー・センター分館「ポンピドゥー・センター・メス」が「エルメス財団」とコラボレーションして昨年開催されたものが、日本展として巡回しているものだ。侘び茶の精神を示す長次郎の黒樂茶碗をはじめ、出品作品約130点の内、30から40%が日本だけの限定作品として組み直され、シンプルな形態の美に再度着目した見応えのある展覧会となっている。
グッチ(GUCCI)新宿店では、映像や音楽、写真、パフォーマンス作品などを発表し、「VOGUE JAPAN ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013」を受賞したことでも知られる現代美術家のスプツニ子!と共に、「Tranceflora - エイミの光るシルク」展を開催中。そんなスプツニ子!は、花や昆虫をモチーフにしたグッチの不朽のアイコン「フローラ」に着目し、「バラの香りのするシルク」