異端の仏作曲家サティ展覧会がBunkamuraで開催。ピカソ、マン・レイ作品も展示
エリック・サティ(作曲)、シャルル・マルタン(挿絵)『スポーツと気晴らし』より《カーニヴァル》1914-23年 紙、ポショワール フランス現代出版史資料館
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで、「異端の作曲家エリック・サティとその時代展」を7月8日~8月30日まで開催されることが決定した。
20世紀へと向かう世紀転換期に活躍し、マン・レイによって「眼を持った唯一の音楽家」と評されたフランスの作曲家エリック・サティ。その新たな側面を、同時代の芸術家たちとの交流の様相から探る5章立ての展覧会だ。
第1章では、多くの芸術家たちが集ったモンマルトルのキャバレー「シャ・ノワール(Chat noir)」で芸術的刺激を受ける初期のサティに焦点を当てる。
第2章では、秘教主義思想家・ペラダンとの別れ、ミサ音楽の制作や教会誌出版などといったサティ独自の活動の展開を追う。
第3章では、作曲家・ラヴェルとの出会い、シャルル・マルタンによる挿絵入り楽譜集「スポーツと気晴らし」のための作曲など、パリ郊外のアルクイユ=カシャン滞在時にサティに訪れた転機に焦点を当てる。
第4章では、バレエ・リュスの公演「パラード」