ヨウジヤマモト、大麻布「麻世妙(まよたえ)」新作を日本橋三越で披露。400万円ウェディングドレス、メンズラインまで
「YOHJI YAMAMOTO × 麻世妙(まよたえ)」期間限定イベント会場内の様子(日本橋三越本店)
麻世妙は、日本に古来からあった大麻布を、現代に甦らせた新素材のことで、エイベックス・グループと近世麻布研究所所長の吉田真一郎氏、京都帯匠誉田屋の十代目であり日本の布の魅力を知り尽くす山口源兵衛氏によって開発された。綿と比較して速乾性があり、保温性が高く、強靭さがありながらも使用を重ねると柔らかくなじむのが特徴だ。
会場では“夏の麻世妙”としては初めて披露されるレディスライン合計6型が披露された。襟元には華やかなレースがたっぷりとあしらわれたエレガントなジャケット(10万6,000円)のほか、麻世妙の柔らかな手触り感が特徴のシンプルなロングジャケット(11万2,000円)などが紹介されている。このほか、マニッシュなシルエットながらフロントタックに麻世妙が使用され、そのやさしい素材感が印象的なブラウス(5万6,000円)やスカート(11万2,000円)など。これらはいずれも三越伊勢丹限定アイテムだ。
また通常、同店で取扱いのない「ヨウジヤマモト」のメンズラインも3型が登場。
1987年のコレクションで好評を得たパネルデザインのモノトーンジャケット(12万円)が麻世妙素材を使用し復活したほか、数シーズン前から人気の高いサルエルパンツ(6万円)、シャツ(5万8,000円)も展開。会場中央には15SSコレクションで紹介されたものと同じデザインのウェディングドレス(400万円)が麻世妙を赤く染めた形で展示販売されている。
このイベントについて、同店婦人子供服担当部長の亀田真理氏は、「ヨウジヤマモトの美しいフォルムと三越伊勢丹の麻世妙の素材が掛け合わさることで、これからの日本の夏の気候にも合う清涼感があり、見た目も美しい“新しい価値”を生み出すことができた」とコメントを寄せている。
会場中央には麻世妙を赤く染めたウェディングドレスが展示販売されている
「YOHJI YAMAMOTO × 麻世妙(まよたえ)」期間限定イベント(日本橋三越本店)
「YOHJI YAMAMOTO × 麻世妙(まよたえ)」期間限定イベント(日本橋三越本店)
「YOHJI YAMAMOTO × 麻世妙(まよたえ)」期間限定イベント(日本橋三越本店)