アドリアン・フルティガーが記す“記号の形態学”、『図説 サインとシンボル』発売
モダン・タイポグラフィの名匠であるアドリアン・フルティガーによる『図説サインとシンボル』が、小泉均の監訳のもと、6月20日に研究社より発売される。
アドリアン・フルティガーは、スイス生まれのデザイナー。「ユニバース」「フルティガー」といった著名なフォントのデザインを手がけるとともに、フランスのシャルル・ド・ゴール空港をはじめ、公共機関におけるサインシステムの設計なども担当している。
同書の内容は、アドリアン・フルティガーが長年の実践と思索を経て完成させた、まさに“記号の形態学”。視覚的表現としてのサインとシンボルが、人間の思考の記録と伝達にとって本質的かつ不可欠な手段であることを、古今東西の実例を挙げながら解説する。
古代の象形文字から日本の家紋、アメリカ先住民の動物素描、そして現代の企業ロゴまで、アドリアン・フルティガーが自在に論じる。アート、グラフィックデザインや装飾の分野だけでなく、文字の歴史、記号論、視覚文化全般やイメージの読解といった分野への関心までカバーする1冊。また、アドリアン・フルティガーによる2500点以上もの手描きのイラストも収録。
英語版の『Signs and Symbols:Their Design and Meaning』(89年)を底本としており、翻訳は越朋彦。日本を代表するタイポグラファーである小泉均が監訳を担当する。
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