モノトーンで表わす少女性、リミフゥの脱構築【15-16AWウィメンズ】
リミフゥ15-16AWコレクション
リミフゥ(LIMI feu)が6月5日、恵比寿ガーデンルームで15-16AWコレクションを披露した。会場の真ん中には白い正方形のステージが設けられ、そこを起点とする十字路を交差するようにモデルが歩く演出だ。フロントローには、デザイナー山本里美の父、山本耀司の姿も見られた。
緩やかなOラインを描いたシンプルなブラックドレスのルックからショーはスタート。コレクションの大半を占めるモノトーンアイテムは、女性の曲線美を意識したような有機的なラインと、身体を締め付ける事のないゆとりあるシルエット、あどけなさの残る雰囲気で構成される。フロントとバックに取られた大きめのタックや、ドレーピングによる六角形を描いたスカート、長方形を張り合わせたようなシャツなどが印象的。
中盤になると、レザージャケット、トレンチとシャツのディテールをミックスしたコートや、ニードルパンチでチェック柄をぼんやり描いたオーバーコート、ざっくりした衿元のニットなど、カラーや素材感に動きが見られる。
次第にカラーはモノトーンへと戻り、サルエルパンツ、マントのように裾がはためくシャツドレス、コルセット風にウエストを絞ったニットやコートなどが登場した。