Material Forward-ウェアラブル・テクノロジーはファブリックをどこまで進化させるのか【SXSW vol.2】
スタイルアイコンのディータフォンティースが着用する3Dプリンティングで作られたドレス
今年4月に発売されたApple Watchをはじめ、ウェアラブルデバイスに注目が集まる中、「SXstyle」でのウェアラブル・テクノロジーは、次の未来を見せてくれた。
次世代のウェアラブルは、ウェアラブル・テクノロジーを身につけているということが、見た目にわからないほど、ファッションに溶け込んでいくらしい。ウェアラブル・テクノロジーの進化は、デバイスのみならず、ファブリック素材へもおよんでいる。
■「スマートファブリック」が変えるデジタルとファッションの未来
スマートファブリックとは、電気を通すことが可能なファイバー性の糸を織り込んだファブリックや、布帛にチップやスマート機能を備えた高分子ポリマーを塗布するなどして、環境変化や刺激を感知したり、変化に反応できるテキスタイル素材のこと。
環境変化や外からの刺激にも対応可能なスマートファブリックは、周囲環境に応じてファブリックでカモフラージュしたり、怪我をした兵士の傷をケアするような軍事や医療の領域で発達しているが、これをクリエイティブに活用するアーティストやデザイナーが出はじめた。