架空のプールバー「ザ・プール新宿」を伊勢丹に作ってしまった、藤原ヒロシの頭の中【INTERVIEW】2/4
「ザ・プール」のディレクションを手掛ける藤原ヒロシ
ザ・プール新宿のテーマは6月17日のオープン当日まで一般に公表されなかった。
その方法論こそ、藤原ヒロシの魅力のひとつかもしれない。期待させて、アッと思わせるその驚きはDJ的なアプローチを思わせるが、今回はプールバーというジョーカーを出してきた。なるほど、その手があったか、と思わせるが、それは計画されていないようで、綿密に計画されているようにも見える。「伊勢丹で朝食を」という新たなアイデアまで飛び出した藤原ヒロシのへのロングインタビュー第2回。
ーーザ・プール新宿を出店する意図は何ですか?
青山と違うところで新たな作り込みができるという面白さですかね。百貨店とやるなら伊勢丹以外は考えられなかったし、百貨店としてこういう取り組みをしているのは伊勢丹しかないように思います。
ーー伊勢丹というのは藤原さんにとってどういうイメージですか?
日本中のデパートがうらやむのが伊勢丹なのではないですか(笑)。
僕らが持っているデパートのイメージと違う物が伊勢丹にはあって、それが新しいデパートのイメージになりつつあるということなのではないでしょうか。