見せる「展示」としまう「保管」を両立、和紙×映像×音楽が融合したインスタレーション
寺田倉庫が自社イベントスペースにて、和紙作家の堀木エリ子とのコラボレーションによる展示を実施
寺田倉庫が自社イベントスペースにて、「展示」と「保管」という相反する2つの両立をテーマに和紙作家・堀木エリ子とのコラボレーションによる展示を行っている。7月7日から31日までは、環境音楽家の小久保隆も交えたインスタレーション「展示×保管 「祈り」 ~Pray for Serenity~」を開催する。
同展では、寺田倉庫が創業以来65年以上にわたり培ってきた高水準を誇る“保管”と、堀木エリ子の和紙造型における繊細かつ大胆な見せる「展示」の技術を融合。相反する2つの技術が重なり、伝統と革新を表現する新たな空間が創り上げられた。
期間中は“和紙から生まれる祈り”をテーマに、静かに大きく拡がる光を放つ直径10mにもおよぶ光の床や、和紙に七色の糸が漉き込まれた7つの光ゲートなど、堀木エリ子が独自の手法で漉き重ねた和紙造形作品の数々を展示。さらに、小久保隆による環境音楽や、自然の色とモチーフを使って曼荼羅のような映像を投影する「自然曼荼羅」の演出が加えられ、和紙の世界観をより幻想的に創造する。
なお、インスタレーションは2部にわけて構成されており、7月7日から18日までの第1部では“宙(そら)