削ぎ落として、浮き彫りになる“個性”…新ブランド「ニルズ」が伊勢丹メンズ館で初ポップアップ
サードストーンの新レーベル「ニルズ(NILΦS)」15-16AWコレクション
ユリウス(JULIUS)を展開するサードストーンの新レーベル、ニルズ(NILøS)が15-16AWコレクションよりデビュー。8月12日から17日まで、伊勢丹メンズ館2Fのプロモーションスペース内にてポップアップショップをオープンする。
ユリウスのクリエイティブチームの一員である高橋佑次がディレクターを務め、デザイナー・堀川達郎と共に、ユリウスのアングラな世界観とは異なった思想でプロダクトする、ニルズ。アイデンティティとエッセンスという2つを軸に、それらの概念をニルズの独自の視点で再解釈し、都会的なアプローチを行っていく。
ユリウスも然りだが、ブランドのクリエイションの核としてあるのはグラフィックデザインで、その表現を洋服や世界観に置き換えている。ニルズのブランドコンセプトを“個の概念における、主義思想の無い状態、又はその境界線”としており、概念的で哲学的なものをコンセプトの中心に据えている。
その概念的なテーマは、ブランド名にも見ることができる。ブランド名に登場する“ø”は、数学分野においては“元を一切持たない集合”を指すもの、つまりは空集合(=empty set)