2015年9月24日 20:30
ソウル・シンガーNao Yoshiokaが歌う理由--「音楽と向き合うことで奇跡の瞬間に出会えるから」1/2【INTERVIEW】
Nao Yoshioka
歌手デビューを夢見て、日夜練習に励む若者は無数にいる。しかし、自らの才能と成功を信じ、一つひとつの出会いを着実に次のステップへとつなげていくことができる人は稀だ。
実のところ、Nao Yoshioka(ナオ ヨシオカ)がほんの数年の間に世界に名を知られるアーティストへと成長した理由はそこにあるのかもしれない。デビューしたての頃は「自分は他の人より劣っているとしか思えなかった」という彼女だが、そんな自分との決別を心に決めてからはみるみる道が拓けてきた。
この秋、セカンドアルバムとなる『Rising』を引っ提げてのツアーを前にした彼女の口からは「ここ3年はプランニングされていた道を歩んでいるみたいな不思議な感覚がある」との言葉が飛び出すほど。僅か数年の間に、彼女をここまで変化させたものは何だったのだろうか?そして、自らが歩む道の先に、彼女が見ているものを知るべく、彼女へのインタビューを試みた。
――いきなりですが、今日はNaoさんの根源にあるものに迫りたいと思っています。ずばり、Naoさんにとって歌うこととは?
歌うことは自分にとってのすべてです。
自分の人生において歌うことが喜びでもあるし、音楽と向き合うことで悩みが生じるという点において、苦しみでもあります。