変化する銀座の「GINZAジェントルマン」とは?【銀座三越メンズリモデルVol.01】
ネクタイやシャツのバリエーションが強化されたGINZAクローゼット(銀座三越5階)
“粋な男の仕事時間の流儀”をテーマに、「GINZAジェントルマン」のビジネスシーンを新たに提案した同フロアの正木美地マネージャーに、今回のリモデルのポイントを聞いた。
――今回のリモデルは、2010年9月の増床リモデル以来となる大がかりなものです。最初に、前回のリモデルでメンズフロアのどこがどう変わったのかを教えていただけますか?
2010年以前の銀座三越は、比較的オーセンティックなお客様に支持されていました。客層も、わざわざ地方から銀座へお買い物にいらっしゃる方が多かった。メンズフロアとはいえ、女性の代理購買が多かったのも特徴ですね。
増床リモデル後は、男性顧客が増え、商品に対して高感度で拘りのあるお客様が増えました。年齢層も若干下がって40~50代になり、ファミリーやご夫婦での来店が目立つようになりました。地域的には湾岸エリアにお住まいのお客様が増えましたね。さらに、年々男性のお客様像が変わってきたんですよ。奥様に勧められたから買うのではなく、自分の趣味嗜好を主張する「自分軸」型の男性が増えてきたのです
――それが今回のリモデルのコンセプトにつながっているわけですね。
そうです。「GINZAジェントルマン」というコンセプトが持つ意味は、自分自身の感覚で本物・本質にこだわるお客様にお応えする、ということ。世界を舞台に活躍するビジネスエリートのために、品格あるワードローブと身だしなみを提案できるフロアづくりを行いました。
――具体的な売り場の構成を教えてください?
5階で最も力を入れているのは、銀座スタイル「GINZAクローゼット」です。ここは、スタイリスト(販売員)がお客様の「なりたいスタイル」を引き出す新しい接客の場。スーツ・ジャケット・ネクタイ・シャツなどがアイテム毎に編集され、その真ん中にある「コーディネイトテーブル」で、お客様はスタイリストと一緒にイメージするスタイルを作る過程を楽しむことができます。もうひとつは「GINZAドレスアップサロン」。メジャーメイド・スーツやオーダーシャツなどを扱います。このショップの特徴的なポイントは、お客様が「どんな恰好をされたいか?」を、スタイリストがじっくりカウンセリングすることから始め、多様化する「個性」にお応えします。商品をディスプレイした18体のトルソー、ベーシックなファッションスタイルの典型である1970年代の映画を映し出すモニター、会話のきっかけづくりになる洋古書などは、全てスタイルを具体的にイメージしていただくためのツール。お客様に「スタイルを見て、具体的にイメージしていただいてから」生地を選んでいただく販売スタイルが最大の特徴のサロンです。
――フロア全体が「ラウンジ」がテーマだと言うことですが?
「GINZAジェントルマンズ・ラウンジ」では、筆記具・カメラ・喫煙具などの趣味性の強いアイテムと、バーバーやシューシャインなどこだわりのサービスを掛け合わせた形で提案します。モノとコトを融合する場として講習会やPOPUP・新作発表会・オーダー会などを開催するプロモーションスペースも用意。今回のコンセプトを象徴するような場と言ってもいいでしょう。
(Vol.02へ続く)
GINZAドレスアップ・サロンでは、顧客の望むイメージを店頭スタッフがコンサルティングするサービスを強化する(銀座三越5階)
銀座三越の紳士フロアを担当する正木美地マネージャー
GINZAドレスアップ・サロンでは、顧客の望むイメージを店頭スタッフがコンサルティングするサービスを強化する(銀座三越5階)
GINZAジェントルマンズ・ラウンジのバーバー(銀座三越5階)
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