くらし情報『ラファエル前派に巨匠が描いた“水”にまつわる美女100人を集めた画集【NADiffオススメBOOK】』

2015年11月12日 20:00

ラファエル前派に巨匠が描いた“水”にまつわる美女100人を集めた画集【NADiffオススメBOOK】

『水の女』高宮利行

『水の女』高宮利行

各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ(NADiff)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)です。

■『水の女』高宮利行

19世紀中頃、表現方法の自由が規制されたヴィクトリア朝のイギリスで、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ジョン・エヴァレット・ミレイ、ウィリアム・ホルマン・ハントら3人を画家を中心に、当時の抑圧的アカデミズムに反発し、明るい色彩や精密な描写によってラファエロ以前の率直で誠実な初期ルネサンス絵画を理想とする「ラファエル前派兄弟団」が結成された。彼らの描く美しくも妖艶な女性像は驚くほど繊細で、一瞬にして観る者の心を奪う強い魅力を持っている。

本書は、ラファエル前派や世紀末の画家たちが描いたセイレーンやマーメイド、異教のヴィーナスなどの“水の女”にまつわる作品だけを100点以上を集め掲載。同じ主題でありながら、画家によって変化する女性像を見比べる事ができる。

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