2015年11月19日 21:00
未来のオフィス提案、オープンとクローズドな空間を自在にコントロールする「TREE HOUSE」
TREE HOUSE
近年、ワーキングスペースはオープンになりつつある。しかし時には邪魔の入らない、静かで集中の出来る場所が欲しくなることもしばしば。シンガポールを拠点に活動する建築家・デザイナーDymitr Malcewは、そんな要望に応えるため「TREE HOUSE」を提案した。
現在、「TREE HOUSE」は2つのバージョンが発表されており、13年に発表された最初のものは木の枠のみで、その中にクッションを配置したシンプルでオープンな雰囲気のもの。その後「TREE HOUSE 2」と名付けられた最新のバージョンが提案された。こちらは壁が追加され、より個室のような造りとなっている。
両バージョンとも並べたり、向かい合わせにしたりと組み合わせて使うことで様々な用途に対応できるモジュール式になっている。また分厚いカラフルなクッションを敷き詰めているため、座り心地が良いのは勿論、防音性にも優れている。
1人で集中したい時や複数人数でミーティングやコラボレーションを行えるスペースを自由に作り出せ、オープンな空間とクローズドな空間を気軽に用意することが可能だ。
デザイナーDymitrによると、物理的な境界を作るよりも、精神面での心地よさを生み出す事を重視してデザインを行ったという。