年末年始に行くべき新ファッションスポットまとめ【2015年ニュース振り返り】
Courtesy of Gucci
今年も残すところあとわずか。2015年を振り返れば、ファッションカルチャー主要各地フラッグシップショップが相次いでオープン、リニューアル移転を遂げ、新たなファッションスポットとして誕生した。なかでも業界を賑わせた大きなニュースをピックアップして紹介したい。■海外の高級ブティックが都内に続々オープン2014年に引き続き、今年も青山・表参道エリアではオープンラッシュが相次いだ。3月、ミュウミュウ青山店がみゆき通りに移転オープンを遂げ、その1ヶ月後には隣接してステラ・マッカートニーが08年にオープンした青山店を移転オープン。12月のサンローラン国内初旗艦店をはじめ、11月のマーク ジェイコブス青山旗艦店リニューアル、9月にGYRE1階へオープンしたアミ アレクサンドル マテュッシの海外初旗艦路面店オープンも記憶に新しい。そんなラグジュアリー激戦区のなか、15-16AWに始動したばかりのコンバースジャパンによる新ブランド・コンバース トウキョウが青山みゆき通りに1号店をオープンさせたことも業界には大きなニュースとなった。青山が盛り上がりを見せる一方、原宿エリアでも4月、アディダス オリジナルスがキャットストリートに国内初の旗艦店・アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウのオープンに続き、7月、その斜向かいにリーボック クラシック初直営店・リーボック クラシック ストア 原宿が新スポットとして誕生した。
丸の内・銀座エリアも、東京の玄関口に誕生した新路面店イッセイ ミヤケ 丸の内を皮切りに、銀座中央通りのマイケルコース国内最大旗艦店、同じくモンクレール国内最大旗艦店・モンクレール銀座や、クリスチャン ルブタンのアジア初となるバッグ&レザーグッズオンリーブティックを銀座と梅田に出店した。さらに、ドーバー ストリート マーケット ギンザのリニューアルでは、6階の一部を店舗として増床し、新たに、グッチ、ヴァレンティノ、プラダなどのラグジュアリーブランドの取り扱いを強化した。その他エリアとして、新宿三丁目交差点に堂々オープンしたバーバリー国内最大級の路面店バーバリー新宿も押さえどころ。■ヴェルサーチの直営店3店舗が一挙オープンそんなオープンラッシュの中でも最も勢いを見せたのは、ヴェルサーチではないだろうか。4月に南青山のヴェルサス ヴェルサーチ国内初となる直営店、7月には銀座5丁目にアジア初ヴェルサーチ ホームの路面店がオープン。そして、12月、09年に紀尾井町の本店が閉鎖されて以来、待ち望まれたヴェルサーチのフルラインがそろう旗艦店が銀座に復活した。■新宿伊勢丹&伊勢丹メンズのエッセンスを凝縮した新業態のセレクトストア4月に東京ミッドタウンにリニューアルを含む七つのショップがオープン。中でも注目されたは、伊勢丹新宿店のエッセンスを凝縮した新業態のセレクトストア・イセタンサローネだ。
広々とした2フロアの空間には、サカイやハイク、マメ、タロウ ホリウチ、マノロ ブラニク、セルジオ ロッシ、フェンディなどトレンドに敏感な女性たちに向けた国内外のブランドをラインアップ。続いて12月には、イセタンサローネ メンズが丸の内の新東京ビル1階にオープンした。ここでは、メゾン マルジェラ、トム ブラウン ニューヨーク、マーク ジェイコブス、メゾン キツネ、ビズビムなど新宿店メンズ館のダイジェスト版といったブランド構成。999.9の眼鏡、帽子ともに丸の内エリアで最大レベルとなる品ぞろえや、ジャン=ポール・エヴァンの新形態となるチョコレートバーなどにも注目したい。年末年始のお休みを機に、今年誕生した新たなファッションスポットを訪ねてみてははいかがだろう。
Photo by Yohei Fujii (c) FASHION HEADLINE
Photo by Tatsuya Noda (c) FASHION HEADLINE
Photo by Jun Murakami (C)FASHION HEADLINE