2016年1月2日 21:00
リビングでゆったりバスタイム。1日2組限定の特別なホテル「Bijuu」を訪ねて【京都の旅】
<501号室スイートルーム>リビング中央に広がるバスタブ
京都の四条エリア、東山と鴨川を一望できる隠れ家ホテルBijuuは180年続く老舗・京漬物村上重本店が14年にグランドオープンした宿泊施設。Bijuuという名前には、「美容」「美術」「文化美」「美食」など様々な"美を重ねる"という意味が込めらている。1日たった2組だけが宿泊できる特別なお部屋を紹介したい。
まずは、5階フロアを全面に使用した501号室のスイートルーム。室内に入ると一番に目を引くのが、リビングの中央にある錆石作りの開放的なバスタブ。そして、ガラスで隔てられた向こうにはゆったりとしたベッドルームが続く。更に、2人で広々と寝転がれる岩盤浴も室内に設置され、贅沢な設備と空間に満たされた114平米のワンルームとなっている。
建築から有田焼のデザインまで、幅広く活躍するデザイナー柳原照弘さんがリノベーションした内装は、“美を重ねる”というコンセプトに基づき、元々使用されていた素材を残しつつ、現代の木やレンガ、石といったモダンな素材を融合させた。
また、ビオワインが充実したワインセラーや、毎度生けられる季節の花々、オリジナルブレンドの香りただようアロマポットや、柳原さんが手がける有田焼の食器を設置するなど、部屋の隅々まで行き届いたこだわりが魅力となっている。