西京味噌×パンの美味しい出会い。食卓に寄り添うパン屋・HANAKAGO編【京都の旅】
京都の伝統的味噌、西京味噌が、京都の名店パン屋とコラボレーション
■烏丸のパン屋「ハナカゴ(HANAKAGO)」
店主の花籠賢俊さんは、実は元々パティシエだった。京都のパティスリーで店長をしていた時、他のレストラン店主から「うちの店に合うパンをつくってほしい」という注文に応えてパンを作るうちに、評判となり、今では30軒以上の料理店のパンを手がけている。
作るのはハード系パンが主体だが、“お客さんのリクエストに応える”うちに、多種多彩な構成になってきたという。
国産小麦を使って、少量のイーストで長時間発酵する手法は、独学で編み出した方法だ。パン作りにおいて常に掲げるテーマは“寄り沿うパン”。「例えば“こんなワインを買ったから”とか、“今日はこんな料理をつくるねんけど”とか、今日食べたいもの、飲みたいものにパンを添わせる。そういうもの作りがしたいんです」
その考えの原点になったのが、フランス・ブルゴーニュでの修行だった。向こうの人はパンだけで完結することはなく、ワインにチーズに料理にと、何かに合わせるのが基本。「僕自身、ワインが好きやし、そういう食べ方がとても楽しかったんです。京都でも絶対、そのスタイルを取り入れようと考えていました」
花籠さんが作る二つの定番カスクルートは、まさにその思いを具現化している。「夕暮れカスクルート」は、生ハムとペコリーノチーズが、小麦の香りが甘やかなHANAKAGO自慢のバゲットに響き合う美味しさ。
夕暮れの最初の一杯に合わせるシーンをイメージした味わいだ。「夜のカスクルート」は、フランス産小麦を使って、コクと深みある芳香を楽しむバゲットに、サラミとたっぷりのバターを塗り込む。押しのある旨みは、思わず、ボディのしっかりした赤ワインを欲してしまう。
今は、“寄り沿う”というテーマに新たに“楽しむ”をプラス。カレー専門店のカレーを使ったカレーパンや、鉄板焼き店の焼きそばを使った焼きそばパンなど、美味コラボを楽しんでいるという。西京味噌クリームチーズパン(183 円)もその一つ。「いきつけの店で食べた肴が、クリームチーズを西京味噌に漬け込んでこんがり焼いたもので、それが旨くて…!そのアイデアを借りて、パンに応用しました」。黒胡椒を効かせてアクセントにしたパンは、口中にふわりとコク旨な味わいが広がり、ワインにも日本酒にも合いそう。
花籠さん自身が楽しんでつくるパンは、こちらまで楽しく幸せにしてくれる。
取材協力 /
HANAKAGO
TEL:075-231-8945
西京味噌クリームチーズ(183 円)
京都の伝統的味噌、西京味噌が、京都の名店パン屋とコラボレーション
京都の伝統的味噌、西京味噌が、京都の名店パン屋とコラボレーション
2階のイートインスペース。ギャラリースペースとなる事もあるそう。
提供元の記事
関連リンク
-
寝袋「Nuuca Sleep」シリーズが全世界のクラウドファンディングプラットフォームを対象とした調査により過去に実施されたすべての寝袋プロジェクトの中で世界で最も売れた寝袋に
-
new
米倉涼子、声明発表「自宅に捜査機関が入りましたことは事実」 自身の状況も「心身に問題はありません」【全文】
-
新しい年の始まりを、快適な見え方で。“見え方”にこだわる〈オグラ眼鏡店・こどもメガネアンファン〉2026年 初売りキャンペーン 1/1から開催
-
「いや、でも…」夫のその口ぐせ面倒くさいんですけど…否定的な夫に娘が一言!夫は大焦り!?
-
【受賞】Ur.Salon 「プレミアムビューティードライヤー03」が「からだにいいこと大賞2025」にて <審査員賞> を受賞