「BOROの美学」が神戸ファッション美術館で開催。民俗文化財の野良着など約100点紹介
BORO(ぼろ)の美学
襤褸(ぼろ)とは限られた端切れをつなぎ、重ねて作った衣服や衣類のこと。近年では“BORO”として世界でも通ずる言葉となり、パリなどのファッション界でも注目を集めている。
同展では青森の民俗学者である田中忠三郎が生涯をかけて調査研究を重ね収集した古民具等2万点のなかから、国の重要有形民俗文化財であるタツケ、マエダレ、長着等東北の野良着に見られる襤褸やこぎん刺し、菱刺しの魅力を約100点にわたり紹介する。さらにケイスケカンダ(keisuke kanda)、まとふ(matohu)、リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)といった3組のデザイナー作品と、環境保全を行うプロダクトブランド、モデコ(MODECO)の作品も展示される。
また期間中は講演会「田中忠三郎とBORO(ぼろ)、そのデザイン」(参加費無料※要申込)や、ワークショップ「こぎん刺しのアクセサリー」、「ひょうたん模様から始める南部菱刺し」(ともに参加費は500円※要申込)なども開催される。
【イベント情報】
「BOROの美学 野良着と現代ファッション」
会場:神戸ファッション美術館
住所:神戸市東灘区向洋街中2-9-1
会期:1月23日~4月10日
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:水曜日(祝日の場合は翌日休館、4月6日は開館)、1月14日~22日、4月4日
料金:一般500円、小中高および65歳以上250円
長着(ソメコギン)青森県中津軽郡田中忠三郎コレクション(国指定重要有形民俗文化財)
タツケ青森県上北郡田中忠三郎コレクション(国指定重要有形民俗文化財)
マエダレ青森県三戸郡田中忠三郎コレクション(国指定重要有形民俗文化財)
ドンジャ19世紀アミューズミュージアム蔵
提供元の記事
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