青山の老舗で揃える、食卓を彩る和の器--「べにや民芸店」【東京の器屋を巡るvol.3】
青山の老舗で揃える、食卓を彩る和の器「べにや民芸店」
テーブルの上で魅せる、お料理と器。主菜、副菜、汁物など、食材の色合いやバランスを考えながら、テーブルの上でコーディネートをする。それは、鏡の前で洋服を選んでいる時の感覚とよく似ている。クローゼットのように、食器棚にも日々の食卓を彩る、お気に入りの器を納めておきたい。今回は、料理がもっと楽しくなるような、とっておきの器に出会えるオススメのお店をご紹介。
■べにや民芸店
青山通りの脇道を入った所にある「べにや民芸店」。約50年前の東京オリンピックの頃からある老舗で、陶器の他にも、籠、ガラス器、染織物など、手仕事による日本各地の民芸品が集められている。
1つは持っていたい、人気の“スリップウェア”
数ある商品の中でも注目したいのが、小代焼ふもと窯の井上尚之さんの作品。
井上さんが得意とする“スリップウェア”とは、化粧土(スリップ)を掛けて模様が描かれた、イギリスのオーブン料理などに使われた器。ぼってりとした厚みのあるフォルムは、和洋どちらのお料理にも対応できる万能皿。
スリップウェア皿(4,000円)
その他にも、歴史や伝統を備えた益子焼や有田焼、小鹿田焼などの和食器が取り揃う。