2016年2月19日 10:00
銀座メゾンエルメスで日本列島の仮面神や鬼を収めたシャルル・フレジェの最新作「YOKAINOSHIMA」公開
Oneonde Karidate, Fukuejima, Nagasaki prefecture (Japan), YOKAINOSHIMA series, 2013-2015
銀座メゾンエルメスで2月19日から5月15日まで、「『YOKAINOSHIMA』シャルル・フレジェ展」が開催される。
同展では、日本列島58ヶ所を取材し、田畑や山々、森林、海辺から現れた日本固有の仮面神や鬼たちの姿を紹介する最新作「YOKAINOSIMA」シリーズを公開。その他、ヨーロッパ各地の伝統的な祝祭の儀式に登場する「獣人(ワイルドマン)」たちの姿を収めた「WILDER MANN」を含む100点あまりの写真作品を展示。会場構成は、若手建築家の松島潤平が務めた。
展覧会に際し来日したシャルル・フレジェは「写真を撮ることを通じて、日本各地の被写体となった人々と濃密な時間を過ごすことが出来た。通常彼らが祭りなどで装う仮面や装束を別のコンテクストの中に連れ出して撮影することで、共同体の中で生きる人々の生命力のようなものを表現できたのでないかと思う」と語った。
また、会場の中には傾斜を上りながら作品を見る仕掛けもあり、それに対しフレジェは「僕が写真を撮る時に感じた身体的な経験を思い起こさせます。