中田英寿、工芸家×クリエイターが共同創作する作品展をプロデュース。奈良美智や藤原ヒロシらが参加
(c) 植葉香澄、奈良美智、中田英寿 (c) Junichi Takahashi/ (c) Junichi Takahashi
元サッカー日本代表である中田英寿が立ち上げた日本文化再発見プロジェクト「REVALUE NIPPON PROJECT」の展覧会が、4月9日から6月5日まで東京のパナソニック 汐留ミュージアムで開催される。同プロジェクトは、中田が現役引退後に続けている活動のひとつ。日本で長く受け継がれてきた伝統的な工芸、文化、技術の価値や可能性を再発見し、その魅力を多くの人に知ってもらうきっかけをつくる活動を行っている。毎年「陶磁器」「和紙」「竹」「型紙」「漆」といったひとつの素材をテーマに設定。批評家などの専門家を中心としたアドバイザリーボードが工芸家やアーティストなどとタッグを組み、自由な発想で作品を制作している。同プロジェクトの集大成として開催される同展では、日本工芸と現代美術やデザインがコラボレートすることによって生まれた、これまでにない新しい作品約30点が集結。陶磁器、和紙、竹、型紙、漆の5つの素材のうち、竹、型紙、漆を用いた作品はほぼ全てが一般初公開となる。陶磁器を素材とした作品では、中田本人と陶芸家の植葉香澄、画家で彫刻家の奈良美智の3人による「UFO鍋」や、陶芸家の新里明士と現代美術家の宮島達男、ファッションデザイナーの藤原ヒロシによる「光器」などを展示。
その他、型紙師の内田勲とウェブデザイナーの中村勇吾、テキスタイルデザイナーの須藤玲子、プロダクトデザイナーの喜多俊之による型紙をテーマにした「ぬのもあれ」や、金沢美術工芸大学教授の山村慎哉とアーティストのテレジータ・フェルナンデス、ヴァネッサ・フェルナンデス、TASAKI、中田のコラボレーションによる漆がテーマの「極上の真珠と繊細なる螺鈿。漆のバングル」などが登場する。また、4月23日の14時から16時までは、中田と絵付師の見附正康、陶磁器作家の新里明士によるシンポジウム「REVALUE NIPPON PROJECTと日本工芸の未来」も開催。4月16日の14時から15時30分までは竹藝家の中臣一による「竹玉ペンダント作り」が、5月7日の14時から16時まではデコ屋敷本家大黒屋21代当主である橋本彰一による「張り子ってなんだろう!~カワイイ豆だるまとネコの張り子に絵付けしよう~」などのワークショップも行われる。【イベント情報】「REVALUE NIPPON PROJECT展 中田英寿が出会った日本工芸」会場:パナソニック 汐留ミュージアム住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階会期:4月9日~6月5日休館日:水曜日(5月4日は開館)時間:10:00~18:00料金:一般1,000円、65歳以上900円、大学生700円、中高生500円、小学生以下無料
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