2016年3月15日 12:00
「ファッションはファンタジー」ケイタ マルヤマが誘う夢の中の夜会【16-17AWウィメンズ】
Photo by Jun Murakami (c) FASHION HEADLINE
ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)が16-17AWコレクションを3月14日に発表した。タイトルは「夜へ」。デザイナーの丸山敬太がイメージしたのは、ダークファンタジーの世界。夜だけしかない国の住人や、夜に見る夢の登場人物たちの装いを、クラシックなエッセンスを効かせたリアルクローズで表現したコレクションだ。ネイビーと黒をベースにしたシックなドレスやセットアップに、スパンコールの星がまたたき、水玉のチュールがコケティッシュな魅力を放つ。黒猫やコウモリやカラスなど、ラッキーチャームでもありながらダークなイメージを持つモチーフが、レースの柄に落とし込まれたり、影絵のようなプリントの中に見え隠れしたり。冬の花々が咲き乱れる艶やかなプリントには、黒のチュールが影を落とし、夜明けを待つフラワーガーデンのようだ。今回メイドインジャパンの素材にこだわり、日本の職人と一緒に生み出したオリジナルな生地を多く使用。
立体的な構造を持つジャカード生地は、夜の闇の中にきらりと光る星空のイメージを表現するため、10種類以上の糸をミックスして織り上げた自信作だという。