自然の力で内側から綺麗になる。パノラマ富士を望むヘルスリゾート―朝霧高原「日月倶楽部」【富士の旅vol.3】
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富士箱根伊豆国立公園内の富士山麓・朝霧高原に昨年春、オープンしたばかりのヘルスリゾート日月倶楽部(ひつきくらぶ)。約2万坪という広大な敷地、富士山頂から駿河湾までの稜線を一望するロケーションで自然体験ができる滞在・体験型施設である。同施設のオーナー山本竜隆さんは、統合医療を専門とする医師で朝霧高原診療所の院長でもある。統合医療とは西、東洋医学だけでなく、代替医療に括られる食事療法や、ハーブ、アロマ、鍼灸、ヨガなど様々ものを融合させた療法で、推奨される疾病は様々。その中でも山本さんが提唱するのは、自然から遠ざかった生活を送り続けることにより心身のバランスが乱れ病に近づく「自然欠乏症」という一種の疾病で、解消させるための健康増進活動を行っている。山本さん曰く、ここ朝霧は標高約500~1,400メートルに広がる高原、豊富な自然林と富士の湧水にも恵まれ、ヘルスケアには最適な環境であり、イタリアなどの欧州ならば取り合うほどのリゾート地だそう。処方箋としてこの施設には、1日6組限定の宿泊プランをはじめ、フリーキッチン、日の出ヨガ、ハーブウォーター作りのワークショップ、中医アロマというオイルマッサージ、トレッキング、夏には富士を背景にした薪能を鑑賞したりと様々なプログラムが用意されている。