フランスの画家ロベール・クートラスの主要作品全てを網羅した作品集が刊行【NADiffオススメBOOK】
各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・恵比寿の本店・ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)です。■『Robert Coutelas 1930-1985 ロベール・クートラス作品集 ある画家の仕事』昨年没後30年を迎えたフランスの画家、ロベール・クートラス(1930-1985)の作品集がこの度刊行された。生涯、アーティストとして自らの信念を貫いたクートラス。貧しい制作環境の中で創造された作品たちはどれも個性的な魅力を放っている。その証拠に、彼がラジオで聞いて気に入り、自らジャケット担当を志願したハンガリーの音楽バンド「コリンダ」のレコード販促用ポスターは、貼られるやいなやパリの街から消えたのだとか。クートラスに関する情報がほぼすべて網羅されているこの作品集には、約1,500点の作品が掲載されており、絵画、小さなボール紙をタブローにした「カルト:僕の夜」、テラコッタ、デッサン、ドローイング、ポスター、影絵など、多岐にわたるクートラスの業績を一望できる。
寄稿は作家の小川洋子。4月1日からNADiff Galleryで開催される展覧会“ロベール・クートラス展「小部屋のクートラス」”も必見。【書籍情報】『Robert Coutelas 1930-1985 ロベール・クートラス作品集 ある画家の仕事』寄稿:小川洋子発刊:ECRIT上製・函入・二冊組/600ページ/303×215mm発売日:2016年3月12日価格:3万円【展覧会情報】ロベール・クートラス展「小部屋のクートラス」―『ロベール・クートラス作品集 ある画家の仕事』刊行記念展―会場:NADiff Gallery 住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T B1F会期:4月1日~5月8日時間:12:00~20:00休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)※5月2日は営業入場無料