写真家深瀬昌久の最終作を綴った一冊【ShelfオススメBOOK】
各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。本日は洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Hibi』深瀬昌久 「ヒビ」は深瀬昌久の最終作のひとつである。1990年から1992年にかけて日々の道すがら地面の亀裂を撮影したものをプリントに焼き、自ら一枚一枚を着色した。そして1992年2月、ニコンサロンにて開催された個展「私景’92」にて、このほかの作品シリーズ「私景」「ブクブク」「ベロベロ」と共に公開。その4ヶ月後、新宿ゴールデン街の階段から転落、脳に障害を受けたことから作家人生を閉じた。そして2012年に他界したが、遺したものは今もなお褪せることのない魅力を放つ。【書籍情報】『Hibi』著者:深瀬昌久出版社:MACK言語:英語ハードカバー/240ページ/160x260mm発刊:2016年価格:8,300円
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