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ピガールが東京で初のコレクション開催、ショー翌日から店頭販売の最新サイクルローンチ

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ピガールが東京で初のコレクション開催、ショー翌日から店頭販売の最新サイクルローンチ

Photo by Tatsuya Noda(c)Fashion Headline


ピガール(PIGALLE)が4月22日、2016-17年AWコレクションのダイジェストとなるインスタレーションを東京・南青山で開催した。デザイナーのステファン・アシュプール(Stephane Ashpool)も来日。渋谷慶一郎がピアノでショーをバックアップし、会場には過去9回のコレクションのアーカイブも展示された。今年1月にパリで発表されたコレクションをプレゼンテーション形式で披露した今回のイベントは、同ブランドの日本で初のコレクションのお披露目となり、実際の商品も4月23日から渋谷円山町のピガール東京(PIGALLE TOKYO)で先行発売される。インスタグラムやフェイスブック、ツイッターなどのSNSでコレクションの発表と同時に、タイムラインに流れる商品を発表直後に実際に買えるというモードの最新のサイクルトレンドを、同ブランドでは最初に東京でローンチさせることとなった。2010年にパリの路上でコットンに刺繍とハンドプリントで、自らのルーツを形にしてスタートしたコレクションは、モードとしてのコレクションへと確実に進化。男性のフェミニティ「エロス」をテーマに、他のメンズブランドと一線を画したジェンダーレスを各アイテムのディテールとカラーで明確に提案した。2015年の「ANDEM Fashion Award(フランス国立モード芸術開発協会ファッションアワード)」のグランプリを受賞し、25万ユーロの賞金と共にシャネルから1年間のクリエイティブ支援を受けている同ブランドらしく、シャネルのクチュール用刺繍メゾン・ルサージュによるPのロゴが背中にあしらわれたジャケットをステファン自身がフィナーレに着用して登場。
モデルが手に持つバラのオブジェなど、コレクションのほぼすべてのマテリアルがメイド・イン・パリの伝統を受け継いだもの。若手デザイナーを育成するプログラムが、官民と共に文化として機能していることを印象付けた。Text:野田達哉
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