創業者ルイを主人公とする伝記小説『ルイ・ヴィトン 果敢なるひと』の日本語版が2月15日に発売
メゾンの創業者ルイの生誕200周年を記念し、2021年8月より展開中のプロジェクト「LOUIS 200」。その一環として、昨秋ルイ・ヴィトンとガリマール出版社がフランス語と英語で発表した、創業者ルイを主人公とする伝記小説『Louis Vuitton, l’audacieux』の日本語版『ルイ・ヴィトン 果敢なるひと』が2月15日に発売されます。
ルイは、義母との折り合いが悪かったこともあり、わずか14歳という年齢で、一銭も持たずに木靴を履いて生家である水車小屋を後にします。固い決意とジュラ方言で「頑固者」を意味するヴィトンという名前だけを武器として、少年は徒歩で2年かけてパリに到着します。そして、フォブール・サン=トノレでもっとも有名な荷造り用木箱製造兼荷造り業、マレシャルで職を得ます。それ以降、幸運の女神はルイにひたすら微笑み続けるのです。
著者のキャロリーヌ・ボングランは、セーヌ県知事オスマン男爵の手で変貌を遂げるパリにおいて、果敢な青年ルイが成功の階段を昇る様子を、活き活きと読者を楽しませる語り口で描きます。スペインの令嬢エウヘニア・デ・モンティホは、高度な技巧を操る職人であると同時に先見の明があるルイ・ヴィトンに親しみを覚えて梱包を任すようになり、ナポレオン三世と結婚してフランス皇后(ウジェニー・ド・モンティジョ)