くらし情報『江戸っ子が愛した浮世絵師・歌川国貞が魅せる“これぞ江戸の粋”【NADiffオススメBOOK】』

2016年4月28日 19:00

江戸っ子が愛した浮世絵師・歌川国貞が魅せる“これぞ江戸の粋”【NADiffオススメBOOK】

『歌川国貞 これぞ江戸の粋』日野原健司

各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ(NADiff)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)です。■『歌川国貞 これぞ江戸の粋』日野原健司江戸時代後期に活躍した浮世絵師、歌川国貞。初代歌川豊国に入門し、22歳で浮世絵界にデビューするとすぐに頭角を現す。特に美人画、役者絵という浮世絵版画における最も主要なジャンルにおいて確固たる地位を築き、79歳で亡くなるまで常に第一線で活躍し続けた。江戸時代における国貞の人気は葛飾北斎や歌川広重、そして兄弟弟子である歌川国芳をも凌ぐほど絶大で、まさしく当時の浮世絵界を象徴するような存在であった。多作でも知られる国貞はその制作点数の多さから濫作と見なされ、明治時代以降、長らく不当に低い評価を受けていたが、近年では、国内のみならず海外でも研究が活発化するようになり、その功績を正しく評価しようという気運が高まっている。
本書は美人画を中心とした傑作を厳選して収録しており、国貞の画業を知ることができる貴重な1冊である。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.