2016年5月28日 20:00
バレンシアガの16年プレフォールコレクションは、アーカイブを現代的に再解釈
Courtesy of BALENCIAGA
バレンシアガ(BALENCIAGA)が、16年プレフォールコレクションを発表した。ブランドの原型まで1世紀に及ぶ実験的なアーカイブを振り返る同コレクション。バレンシアガのアーカイブからピックアップしたアイテムの数々をモダンなムードと融合し、現代的なシルエットで仕上げた。1952年SSコレクションのセミフィッテッドラインはバレンシアガの伝統的なアビエイタージャケットとミックスされ、ピープ・オーバーカラーは1957-58年AWコレクションを反映している。コクーンシルエットのバックは1959年SSシーズンを想起させる。プリントもアーカイブから直に選ばれ、1966年のグラフィカルなウィンドウペインチェックなどを採用。1960年SSシーズンに登場したフローラル・エンブロイダリーのディテールも、新たなプリントとして登場する。また、シルクスカーフやカレをガーメントとして再び採用。
スクエアのレイヤーからなるドレスの形は、スクエアの生地をクチュール用マネキンにまとわせたときの自然な動きに由来している。スティレットヒールのハイブーツには、ガーメントに溶け込むように生地の素材感を置き換えたプリントが採用された。