アパレルビジネスの常識ではあり得ないことをする使命感 spoken words project デザイナー飛田正浩--2/2【INTERVIEW】
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昨年に続き、PUMAとのコラボレーションでアートを身にまとえるTシャツを発表したスポークン ワーズ プロジェクト(spoken words project)のデザイナー飛田正浩に、ファッションとの向き合い方を訊いた。1/2はこちら。■アウトプットしてゆくことの意義ーーPUMAとの第2弾コラボレーションでは、1点もののスニーカーに加えて、「ewokiru」をテーマにしたTシャツを発表されましたね。1点として同じものがないアートを履いて、着る。PUMAのようなグローバル企業がそれを手がけることに意義があると思うんです。アートの世界には、アーティストとの間にギャラリストがいて、道に落ちている石ころが3億円になってしまうマジックが生まれたりする。PUMAのような大きな船と僕たちみたいなブランドが取り組む面白さって、ある意味それに共通すると思うんです。オジさんになったからもう言ってもいいと思うんですけど(笑)、アパレルビジネスの常識ではあり得ないことをやって、新しい価値観を提案していく。
そのことに今、使命感のようなものを抱いています。アトリエには、PUMAとのコラボレーションでアートを身にまとえるTシャツもーー他にも伊勢丹新宿店のTOKYO解放区で行ったオリジナル制作のワークショップを始め、いろんな形でもの作りの面白さを発信されていますね。