著者と紙片との幸福な出会いを綴る、アーティスト・グラフィックデザイナー立花文穂初の作品集【NADiffオススメBOOK】
各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・新宿の支店、ギャラリー5(新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー3階)です。■『Leaves 立花文穂作品集』文字、紙、本を素材やテーマに作品制作をしているアーティストであり、そしてグラフィックデザイナーとして国内外で高く評価されている立花文穂の初の作品集。1995年の個展「MADE IN U.S.A.」から、自身で編集を手がける季刊誌「球体」など、インスタレーション、写真、編集と多岐にわたる創作活動や独自の表現方法を振り返ることができる一冊となっている。自身で収集した様々な紙片を素材に制作をおこなう著者は、過去に雑誌記事で「路上の紙々が、僕を呼び止める。『拾ってくれない?』」と綴る。著者と紙たちとの幸福な出会いが、「一葉(一枚)」を連想させる「Leaves」というタイトルと繋がるようで大変印象深い。
【書籍情報】『Leaves 立花文穂作品集』出版社:誠文堂新光社言語:日本語ソフトカバー/320ページ/240×200mm発刊:2016年4月価格:3,500円